補強ポイント予想

１２月２２日は特に契約に関する発表はなし。報告会がない代わりに選手ひとりひとりのメッセージ動画が公開。何となくだけど、「来年もよろしくお願いします」という言葉がなく「ありがとうございました」でメッセージが終わる選手を見ると来年いないんじゃなかろうかと思ってしまう。

来季の補強ポイント、個人的な意見だとやはりサイドアタッカー。今季と同じフォーメーションで戦うとするなら今の選手では物足りない。髙橋大悟の去就が不透明なだけに両翼とも必要。

現状サイドアタッカー要員。

新垣貴之　今季プロ初ゴールも決め終盤前に一皮むけた印象がある。左でも右でも使われるが右サイドからドリブルでのカットイン。そこから左足でのシュートorパスと使える点で右サイドに配置する方が最も活きる。縦に強引に突破できるほどのスピードタイプではないし相手ＳＢを抜ききってクロスをあげるというよりドリブルの緩急で相手の態勢を崩してパスを出す方に長けている。髙橋大悟が抜けた後の一番手。

斧澤隼輝　北九州での使われ方が現状だとＳＢの控えという扱いだった。Ｃ大阪時代、主にＵ－２３の頃メンバーが足りないが為にやむなくＳＢで使われていたように思えるが、本来はもう１つ前のＳＨだろう。今季後半３０分くらいからわずかな時間のみ使われていたが、来季はスタメンで左のＳＨに入ってほしい。

永野雄大　終盤戦、椿直起が移籍した後左ＳＨに入っていたが、正直いってサイドで勝負できるほどのスピード、テクニックともにまだ足りないような印象を受けた。インサイドハーフで運動量で勝負するタイプ。中盤どこでもそつなくこなせそうなのでどちらかと言えばバックアッパー要員。

現状だと明らかにスピードで勝負できるような選手がいない。そこで取れたら面白そうな選手。契約満了の選手やレンタル付き合いのあるチームから選んでみた。

１人目　平岡翼（たすく）選手。２３歳。前所属栃木SC。５０ｍ５秒台というスピードスター。今季途中出場２試合、出場時間も僅かだった。ギラヴァンツにはいないタイプのアタッカー。椿の抜けた左サイドで使うと面白そう。もしくは後半スーパーサブとしてトップ下からの抜けだしにも期待できるかもしれない。

２人目　山谷侑士選手。２０歳。横浜Ｆマリノスから水戸ホーリーホックへ育成型期限付き移籍中。今季出場１２試合、５２５分。前半戦こそスタメンで使われていたが徐々に出場減。恐らくマリノスへバック。北九州とレンタルでの縁があるマリノスだけに借りられる可能性が高い。椿と同学年の右ウイング。山谷自身も声がかかれば椿が活躍していただけに悪い印象はないはず。彼は右サイドからドリブルでのカットインからのフィニッシュを得意としている。新垣とも大悟とも違いスピードで勝負するタイプだけにこれまでとは違ったアクセントをチームにもたらすだろう。

とりあえず、若くスピードタイプのサイドアタッカー２名をリストアップ。どちらか１人でも来てくれれば来季の背番号は彼らにしよう。