ギラヴァンツ北九州&サッカー観戦記

ギラヴァンツ北九州の試合を中心に個人的な感想を述べるブログです。

FUJI XEROX SUPER CUP 感想

今季最初の公式戦、ゼロックス杯テレビ観戦

 

ようやく今季のJリーグが始まるなぁ、と毎年この試合をみて感じる

 

 

カードは元旦の天皇杯決勝と同じ

 

川崎フロンターレ VS ガンバ大阪

 

結果から先に 3-2 で川崎フロンターレの劇的勝利

 

天皇杯決勝と比べると見どころが多く、とても面白かった試合でした

 

川崎は中盤のメンバーこそ変われど去年と同様のスタイル。

前半の飲水タイム後からあっという間の2得点

新フォーメーションで挑んできたガンバを20分間様子見、飲水タイムで作戦確認したあとに得点を取った感じがして、相変わらずのオフェンス力を見せつけた

 

対する前半のガンバ、試合開始直後から前線からプレスをしていくと決めていたような立ち上がり。4-3-3のフォーメーションといい今季の新たなスタイルで挑む前半立ち上がりだった。

 

天皇杯とは全く違った展開、ボールを回すサッカーでは敵なしの川崎相手にある程度までは機能していた点を考えると、今後リーグ戦においてメンバー、理解度が固まれば前線のプレスからのショートカウンターと、固く守ってのロングカウンター。自分たちのペースで試合を作ることができる点で怖い存在になりそう。リバプールのような戦い方が完成形なのだろうがCFタイプのFWが多いのでせっかくの外国人選手を持て余しそうではある。同時にインサイドハーフの選手は豊富なのであえてWGをおかずに空いたスペースをSBに使わせる作戦なのかもしれない。

試合をみて中心になりそうなのはやっぱり矢島慎也。後半途中で交代してしまったがその後フォーメーションも戻したし、リーグに向けて休ませた感はあった。今日試合にでていなかった宇佐美や福田がWGとして出ても面白いかもしれない。俄然今季のガンバは楽しみになってきた。ACLを上手く乗り切るのがカギだろう。

 

それにしてもガンバはU23世代が海外に行っていなかったとしたら川崎以上の得点力をもっていたかもしれない。堂安、食野、中村敬斗。海外での現状を見ると堂安以外はもう少しJにいても良かったんじゃないかと思う。

 

対する川崎、相変わらずキレキレの三笘。そして今まで以上にフィットした感のあるダミアン。前半2-0のMVPは間違いなくこの2人。川崎も後半途中から脇坂、シミッチを変えるなどリーグ戦に備えた戦い方をしていたが、PKでの失点は運が悪かった。

左SBで登里に代わるような選手、神谷、ゼイン等を見たかったが旗手が昨年末に引き続きSBを務めていたので、この起用はスクランブルではなく三笘との相性を含めての起用なのかなと思った。家永が右の1番手にいる以上なかなかスタメンででられないだけにこのオプションはありなのだろう。

 

川崎で気になったのが長谷川竜也。去年の怪我から復帰以降1対1で抜けるイメージがまったくなくなってしまった。三笘が対照的にガンガンしかけて抜いていくので余計にそう感じてしまう。まだトップコンディションに戻ってないだけならよいのだが、遠野、宮城と若いライバルもいるが、まだ三笘の壁となってもらいたいところである。

 

 

それにしても昨シーズンの1,2位対決に相応しい内容だったと思う。ガンバは宮本監督がどこまでチームを新しく変わらせることができるかが見どころだと思う。見た目はペップを髣髴とさせるファッションだが、見た目だけでなく戦術においても革新的なスタイルをJにもたらしてほしいところ。