ギラヴァンツ北九州&サッカー観戦記

ギラヴァンツ北九州の試合を中心に個人的な感想を述べるブログです。

モンテディオ山形戦感想

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モンテディオ山形戦、行ってきました。寒そうだとは思っていましたが想像以上に寒かったです。ただもっと想像以上だったのは観戦客の多さ。ホーム最終戦並びに池元選手の引退、現在契約満了が発表されている、高橋拓也内藤洋平をホームで見る最後の試合集まらないはずがないわけです。そして今回ホーム来場者の記念品のフリースポンチョ。正直言ってこれを企画していた方、天才といってもいいんじゃないか。これだけ寒いとみなさんさすがにユニフォーム姿で見るのは一部コアサポに限られそう…。ただこれをご覧ください。

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はっきり言ってユニフォーム観戦時よりも黄色が多い。めちゃくちゃ来ているように感じる。来シーズン以降も春先と冬場は携行決定だな。

 

肝心の試合。髙橋大悟、ディサロ燦シルヴァーノのゴールで2-0で快勝。

一文で書くとこうなんですけど、内容的には五分五分というか普通に負けててもおかしくなかった。前半のヴィニシウス・アラウージョのゴールが決まっていれば分からなかったな。失点0に防いだ永井堅梧が素晴らしかった。こっちが一方的にボール展開にならずに要所で攻守の切り替えが多く、5位6位に相応しい拮抗した試合だった。

 

この試合も左SHにはいった永野雄大。だいぶ試合慣れしてきたのか開始から落ち着いてるように見えた。やっぱりパススピードが遅い部分もあったが福森と組む左サイドはやりやすそうだった。攻守に走り切れるのはでかい。今回トップ下は鈴木国友。チーム連敗時に戦犯的な取り上げられ方も見られる選手だが、得点を取る事意外に任される仕事が多いためか、得点に直接絡む場面がFWでしかもけっこうな時間を出ている割には少なく感じる。今日も鈴木のスルーパスの流れから髙橋大悟の1点目は生まれたのだが、あそこできっちりディサロにパスがわたってゴールにつながっていればもっと評価を上げられたのかもしれない。ものすごくいいプレーもしているのだが、反面バイタルエリアでボールをロストするシーンも結構多い。サポーターからすれば得点チャンスを失った事と、ミスしたことへの不満を二重に鈴木国友に募らせる結果、サポーター評価を下げてしまっているのだろう。それと同じくらいゴールへ直結できるプレーができていればまた変わるのだが、結果を出さなければ叩かれてしまうのはFWの宿命。

今季小林監督がレンタルで獲得した理由も多分2019年に鳥取戦で対戦したことが大きいように思える。鈴木は今年がキャリアハイの成績だけど来年どうなるか。湘南は一度戻すような気がしないでもないが、それは新たにFWが補強できなかった時だろう。斎藤未月、鈴木冬一と海外に送り出したしお金はあるんじゃないかと予想。もしかしたら来期完全で北九州にいる、なんてこともあり得そう。

 

今日のようなどっちに転んでもおかしくない試合をものにしてきたのが9連勝時の今年のギラヴァンツ北九州だった。あっさり勝つ試合が少なく綱渡りのような勝利と立て続けの失点による敗戦。来年はこのあっさり敗戦をいかに引き分けに持っていくかで順位を上げることにつながるはず。14敗はやはり多いと思うし、得失点差も上位3チームは20以上。今年のアビスパのような数字が勝ち点80取る上で今後も昇格の目安になるんだろうな。プレーオフが今年も来年もないのは悔やまれるが、来年度に2位以内に入るのが近年ではもっとも達成しやすい昇格条件だろう。J1から落ちてくるチームが0。ただ残留するのももっとも厳しいシーズンになるのも間違いないのだが。

まずは今年最後の20日のジェフ千葉戦を楽しみにしよう。