ギラヴァンツ北九州&サッカー観戦記

ギラヴァンツ北九州の試合を中心に個人的な感想を述べるブログです。

6試合終えてみて

開幕から6試合終了して

1勝2敗3引き分けの勝ち点6で17位という現状

 

対戦相手が、新潟1位 水戸7位 金沢3位 秋田6位 群馬13位 山形16位

 

序盤に当たったチームが軒並み好順位に

 

上位相手だからしょうがないよね、なんてことはなくて北九州は足踏み状態

 

良い点:ここ2試合無失点のGK吉丸の安定感

 

悪い点:相変わらずの被シュート数の多さ&シュート数の少なさ

 

吉丸が当たっていなければ毎試合4失点くらいしててもおかしくないくらいの被シュート数。このままいくと吉丸、来季は永井のようにJ1コースか

 

そしてシュート数の少なさ。その割に得点はできているが、これは本当に決定的な場面まで持ち込まないとシュートを打てない、そしてシュートチャンスの構築数が絶対的に少ないことの現れ。

山形戦なんてその顕著な例かなと思いました。

原因は・・・恐らくトップ2人のボールの収め方かなと。

富山、収められていない。西村、次のプレーへの移行がスムーズでない。

西村に関しては急造トップ下かつ、周りの動き出しの少ないのもあるのであまり責められないが、トラップがビタ止めできれば改善されそう。

次節あたり前川スタメンかな、TRM長崎戦でもゴール決めていたしトップの一角で使われるだろう。佐藤颯汰のベンチ入りもあるかもしれない。

 

 

守備面に関して、CB2人が安定。去年や開幕の新潟の時の様に同じパターンでやられ続けるのは見られなくなってきた。相手のやり方に合わせて守備ができるようになってきたが、安定感と引き換えに中盤で奪えず攻め込まれるシーンは増えてきたように感じる。しかしながら失点が減ってきたのはいいことだと思う。

 

 

北九州の得点が少ない理由の最たるものがセットプレーからの得点の少なさ。

これは去年からの問題なのだが、今年もどうやらダメっぽい。理由としては上背のなさが攻守のセットプレー面でハンデになっているのは間違いない。今年大きい選手とったわりに、使うのは小柄な選手ばかり。この辺は監督の人選が全てなのでどうしようもない。それでセットプレーからの得点ができ、失点を防げていれば問題ないのだが…。

 

 

次節からアウェイ連戦、甲府、京都。去年2チームとも勝てなかっただけに今年はリベンジを期待したい。2連勝してホームに帰ってくれば、1桁順位になっている可能性は高いだろう。そして関門ダービーで山口に昨年アウェイ1-4の借りを返す!

4/3 モンテディオ山形戦 感想

ほぼ夏日のバックスタンド、半袖観戦で日焼けするくらい。

そしてフラッグがバタバタうるさいほどの強風。

 

結果は・・・0-0のスコアレスドロー!!

 

正直言って盛り上がりに欠ける試合でした。それはもうスタメンみただけでわかるくらい。予想を裏切らない、硬い固定メンバー。コーチ陣誰も突っ込まないのかな・・・

「上手くはまってませんよ!」って。練習ではどうなのか分からないけど。

今日のスタメン配置と交代選手

 

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4/3 山形戦

 

吉丸 6.5 今回もシャットアウト。前半の危ないシーンも、味方のミスも帳消しにできるスーパーセーブ。公式戦フルタイム出場の試合勘を完全にものにした感じがする。

 

生駒 6.0 今回も右SB 後半途中に左SBへチェンジ。これをみただけで生駒への信頼の高さと本職のSBの選手への信頼感が薄いんだなと思った。次節あたりボランチで起用されても驚きはない。というかボランチで次は使ってほしい。

 

村松 6.0 毎試合固定化されてきたDFラインは安定してきた。前半風の影響で苦労していたが相手の攻めのまずさも手伝って完封。

 

岡村 6.0 1対1のシーンでもほぼ勝利。後半になっても足がとまることはなく、ロングパスも供給。今シーズンのベストの出来だった。

 

永田 5.5 攻撃の部分で物足りなさを感じた。スタメンの新垣との関係性が改善されていた感があって今後は2人の連携も期待を感じさせる。

 

針谷 6.0 今日も攻守にフル稼働。イエローが1枚ついたのは痛い。あと期待するのはセットプレーからのゴールか、アシスト。

 

永野 5.0 前半の当りの弱さと試合通しての戻りの遅さに肝を冷やしたが、後半ルーズボールに対する出足の良さで挽回。ただ個人的にはボランチで使うにはチームの弱点になりそうな気がしてならない。

 

髙橋 6.0 3戦連発を期待したが、今日の前線メンバーの出来では髙橋1人を抑え込めば手詰まりだったのを見ると、不完全燃焼となったのは仕方ない。今後も徹底してマークされるのは間違いないので周囲のサポートが不可欠。

 

新垣 5.5 過去の試合に比べると存在感があった試合になった。左サイド起用では抜け出しからのシュートやチャンスメイクが主になりそうなので周りとの関係性を高めていくしかない。

 

西村 5.5 体を使ったキープ力はさすがだが、フィニッシュまでのアイデアがまだ足りない。ここまでボールを収められるなら1トップに活路を見出すか、本来のボランチで起用した方が持ち味を活かせそう。

 

富山 5.0 前半途中交代も仕方なしの出来。ポストプレー、フィニッシュと両方やろうとしてどっちも中途半端になった印象。ストライカーの仕事に専念させる方が良い結果を出しそう。

 

平山 5.5 後半頭からの出場で、今季最長出場。前線で懸命にプレスをかけるのは佐藤亮と同様いい姿勢だった。上手くカットできるシーンもたびたびあり、可能性を感じさせる。次回はシュートへの意欲もほしい。

 

前川 6.0 投入後明らかにチャンスが増加。1.5列目で使うなら最適なのは明らか。ドリブルからフィニッシュまでもっていける髙橋以外の数少ない選手となりそうで期待できる。長い時間使ってほしい。

 

六平 5.5 ベテランらしく、途中出場でも試合にスムーズにはいれるのは安心感がある。針谷のバックアッパー兼ボランチ交代要員となるのは不本意かもしれないが、現状計算できそうな選手が六平だけなので甘んじて受け入れてもらうしかない。

 

藤谷 -- 前節と同じく残り10分きってからの出場。今日に関してはプレー機会はほぼなかった。生駒を今後左でも使うのなら右SBのスタメン起用を。

 

野口 -- 左SHでの初起用。イメージ的には守備寄りのバランサーで大学時代も恐らくWBとして使われていた記憶がある。もう1人前にいる選手のサポートに長けた動きができる選手なので、1点欲しい最後の場面での起用には??となる。それならばパワープレー要員として生駒を最前線で、野口SBでもよかったのではないかと試合帰りに思った。

 

小林監督 5.5 守備に安定感が出てきたのはメンバー固定の賜物。ただ攻撃面でまったく改善の見られない富山、西村、永野を同ポジションで使い続ける辛抱強さというか頑固さというか・・・。次節から続くアウェイ戦も変更が見られないなら、引き続き決定力不足に泣き、大悟の個人技頼みからは抜け出せないだろう。

 

 

実際に練習での動きとか見てないので何とも言えないが、試合通してみても

トップ下適正 前川>西村

ボランチ適正 西村>永野

何度も書いているが、ただでさえCBに身長差ハンデがあるのに、ボランチにさらに小柄な選手を置く意図がまったく分からない。パスセンスや、フィジカル、運動量がスーパーな選手ならいざ知らず。わざわざウィークポイントを作って試合をしているようなもの。勝ち続けていれば何もいう事はないが結果が出てない以上粗さがしをしてしまうのは仕方がないわけで・・・

 

対戦相手から見たらどう映っているのか、ものすごく気になるので今度対戦対戦相手や、他の方の見方を探っていきたい。

 

左サイドアタッカー問題

現在、ギラヴァンツ北九州を悩ませていると思われる

 

「左サイドアタッカー不在」

 

正確にいうと、選手はいるが最適な選手がいないということ。

 

開幕から5節までの間に起用された選手

 

前川大河・・・3試合先発、1試合途中出場

 

新垣貴之・・・1試合先発 4試合途中出場

 

永野雄大・・・1試合先発

 

4節までは前川が1stチョイスとして使われていたが、5節目にして少し流れが変わってきた。やや窮屈そうにプレーしていた左サイドから、本来のポジションであるトップ下、1,5列目起用でこれまでよりも短い時間で数多くの攻撃に関与してみせたことで、今後はサイドはオプション、メインはFWという起用が増えそう。

次の試合、いきなりスタメンで出場もあり得るかもしれない、というかスタメンで起用してほしい。富山を控えにするか、西村をボランチで使うか。個人的には西村ボランチが高さと強さの点でチーム内では抜けているので起用。今は怪我等で揃っていない、佐藤亮、狩土名が合流した時、FWがダブついてしまいそうなので早めに本職で起用を。

 

続くのが新垣。今のところ全試合左サイドで出場してはいるが、これといったインパクトを残せていない。前川があまりフィットしていない状況でゴールなりアシストなり決めていればスタメン獲りも決定的だった。ただ本来カットインでのプレーを得意としている選手だけに利き足と同サイドのプレーはやり辛そう。去年のレノファ戦で抜け出しから良いゴールを決めていたが、ああいった左から一気に斜めに逆サイドまで抜け出せる動きを出せるようになれば面白い。ただ今はサイドに張り付いたプレーが多く、そういう指示なのか、味方との連携が上手くできていないのか。どっちにしろ左サイド経験のある前川がトップ下にはいれば、新垣と上手くポジションチェンジしながら流動的な攻撃が出来そう。

 

最後に永野。ザスパ戦は去年の経験を考慮しての起用に見えたが、あまり効果的だったとは言い難く、後半ボランチの方がサイド起用よりは良く見えた。今後もサイドの2,3番手起用にはなりそう。

 

 

〇燻っていると思われるサイドアタッカー候補

斧澤 乾 新井 前田 とサイドバックを兼ねる選手がこの4人。

乾、前田はまだ北九州での試合出場機会がない。とはいえ、過去の実績も含めて一番期待できるのが乾。もしも生駒、乾と両サイドバックに並ぶようなことがあればCBよりも両SBの方がデカいというけっこうめずらしい現象。しかも185cm以上と相手からしてみれば高さのあるSBがハーフウェイラインより前に位置をとってくるのだからたまったものではない。と、同時になぜCBで使わないのかとも思われそう。とはいえロマンのある配置だけに一度見てみたいとも思う。

 

斧澤もしくは新井なんかは守備に課題があってSBで使われないのならば、いっそひとつ前で使ってみてはどうか。または永田をサイドハーフへあげて、乾SBという形、もしくは逆でも面白いかもしれない。いずれにしろ新戦力、出場していない選手の起用は試してほしい。

 

 

明日の山形戦。恐らく9割くらいの確率で前節と同じ配置。一つ懸念なのは主力が怪我等で欠場した際、一気にバランスが崩れそうな点。昨年も主力と控えの差がありすぎてほぼ1年固定して戦ってきた印象があるだけに、今年は控えをある程度ローテーションしながら戦ってほしいと思ってはいるが、今のところこの5戦ほぼスタメン、控えが固定なのが気になるところ。

 

明日の試合、予想を裏切って新鮮なスタメンをみたい。