ギラヴァンツ北九州&サッカー観戦記

ギラヴァンツ北九州の試合を中心に個人的な感想を述べるブログです。

6/9 天皇杯 相模原戦 

6/9 天皇杯相模原戦

 

結果は、0-1で敗戦

 

久しぶりにがっかりするほど情けない試合でした。

相手のプレスも弱く、終始ボールを握れる展開。センターサークル付近で奪われカウンター気味の一撃、しかも味方が当てたディフレクションがゴールインする残念なゴールに・・・

 

はっきりいって今日の相模原は、1.5軍というか2軍というか明らかに戦力を落とし、新監督初陣でスタメン当落戦上の選手の見極めといった位置づけのようなメンバー選考。キーパーからのフィードや、DFからのロングボールもピンポイントで届くことはなく、遠目からのシュートはほぼ大きく枠を外すなど、お世辞にもよいサッカーをしているとはいえなかった。北九州の敗因は前半幾度となく訪れたチャンスをことごとく外したことだろう。そして後半も前半の継続なのか、それとも違った戦い方で臨むのか判断しかねる選手交代。いろんな意味で失敗に終わった試合だった。

 

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6/9 天皇杯 相模原戦

後半に途中から斧澤がoutで狩土名in 佐藤亮が左サイドへ、髙橋大悟が右サイドに

前川out富山inトップ下へ 終了間際、井澤out永野in

 

磐田戦に引き続き4-1-4-1の形。アンカーポジションには基本針谷が入った。井澤はインサイドハーフに。見てて上手くいってないなと感じたのは佐藤亮の右サイドと髙橋大悟の関係性。佐藤亮が右に張り、カットインする形でエリア内に侵入を試みるが、勝負を仕掛けるものの交わすまではいたらず中央へ折り返すパターンを繰り返した。本来このエリアを有効に使う髙橋のスペースがなく代わりに中央が渋滞。生駒が気が利くオーバーラップや、インナーラップを状況に応じてできるはずもなく、よいオーバーラップを見せても綺麗にパスが届くことはなかった。佐藤、髙橋、生駒の3人が流動的にこの右側の2つのレーンを上手く使えれば相当なアドバンテージになるだろうが、可能性があるとすれば髙橋が右、佐藤が中央に配置されれば生駒も活きてくるだろう。それでも生駒はSBの選手ではないと思うが。

 

得点の形が見えたのは磐田戦でもあった0トップ気味に引いてくる前川の裏のスペースを両サイドが抜け出してGKと1対1になるシーン。今日も斧澤がそのチャンスを作っていた。シュートはあれだったが・・・。同時に前川がキープして井澤、針谷に落としそのまま裏に抜けるパターン。この2つができるのが前川をトップにおくメリットだろう。佐藤亮も裏へ抜けるのが上手いため、サイドへ張り出すよりは中央よりにポジション取りしゴールへ直結できる動きを期待した方がいいかもしれない。こうなると元の形に近い前川トップ、佐藤亮トップ下、ダブルボランチに井澤、針谷の方が幾分かスムーズにいきそう。ただ懸念があるとすれば井澤、針谷の相性があまりよくない点。次節あたり西村と二人のうちどちらかと組ませてみたい。

 

DFラインに関しては今日くらいの相手ならば1対1はほぼ勝てるだろう。それでも左サイドが上がった裏を取られがちなのは永田の個人の問題なのか。バックパス、横パスをだしつつ前進していくタイプなので上がりきったところを狙われるとCBかボランチ頼みになるのはしょうがないことなのだろう。個人で抜けるならば1人交わせばいろいろな選択肢が増えるだけに永田以上のSBがいないのが残念。

 

おそらく小林監督はこのやり方を継続していくと決めている模様なので、はやく適正ポジションを見つけられなければ今日の相模原相手に無得点な以上降格まったなしだろう。

 

次は日曜琉球戦。好調な相手だけにアウェイで勝てれば大きいが、負ければいっきに降格の沼に浸かっていきそうで恐ろしい1戦になる。最低でも引き分けたいところだ。