ギラヴァンツ北九州&サッカー観戦記

ギラヴァンツ北九州の試合を中心に個人的な感想を述べるブログです。

6/20 愛媛FC戦

6/20 ホーム愛媛戦 0-2で敗戦

 

これで天皇杯をはさんで4戦得点なしの4連敗。おまけに8失点とさんざんな成績。

変化と言えば従来の4-4-1-1に完全に戻してきたことくらいか。

 

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6/20 愛媛戦

前半から早くも2失点。毎度おなじみの失点パターンを繰り返す。右SBが野口に変わったとはいえ、守備力で言えば生駒の方が上だと感じる。攻撃面で期待をしての起用だろう。期待されての出場となった西村も失点の起点となるミスをしてしまうあたりスタメンボランチで起用されてこなかった理由がなんとなくわかった気がする。

 

前半チームが停滞した原因は明らかで意図的に高い位置からプレスにこない愛媛に対しCB2人がパスをまわすのだがいつも隣の味方へのショートパスばかりで、愛媛ディフェンスからすれば大きなずれも生じることなく北九州のボールの動きに合わせるだけで余裕のセットディフェンス。無理矢理こじ開けようと試みる針谷のパスも精彩を欠き相手に簡単にボールを渡してしまう。その中でも相手のミスからシュートチャンスを迎えるシーンもあったが、数少ない決定機を狩土名、斧澤が仕留められず無得点で前半終了。このうち1点でも入っていたらまだ後半に目があっただろう。

 

 

続いて後半、斧澤に変えて佐藤亮投入。変えるべきは他の選手だと思ったが、この辺は毎回テンプレ交代なのでちょっと時間が早いだけ。後半に入って村松、岡村が明らかに1つ飛ばしのパスを選択するようになり、攻撃に動きが出る。それでも愛媛の5バック攻略には至らず、狩土名→藤谷を投入。つづけて永田→乾へ。この交代が実は一番みどころだった。藤谷をSBではなくSHで野口の前に配置し、恐らく4-1-4-1の形にしトップは前川か西村の形になりそうな感じだったのだが、その数分後に乾が負傷交代となりこの試みはできなくなった。その後、西村→井澤の交代により井澤が後方から右サイドの藤谷、髙橋へ向けてロングパスを連発前半には全く見なかったピッチを広く使った組み立てにより終了間際に向けて攻撃を活性化させていったが、時すでに遅しで守備を固める愛媛を崩すことができなかった。

 

課題は山ほどあるが、選手間で前半の組み立てが修正できないあたりピッチ上でコントロールできる選手がいないことを痛感。そして乾の2か月の離脱が決まったことにより永田の左SBがますます不動になりそうなのが問題。ここを狙われ続ける限り失点はし続ける。

個人的には4バックでのSBが機能していないので3ー4-2-1の配置で攻撃時3バック、守備時5バックの方が守備は安定するだろう。

CB、生駒 村松 井澤

中盤 藤谷 針谷 西村(六平) 斧澤(永田)

シャドー 髙橋 前川

トップ 佐藤亮(狩土名)

監督が変われば採用もあるかもしれないフォーメーション

 

そして今日の千葉戦。

 

恐らく4-1-4-1で挑むだろう。

抜擢の可能性があるとすれば左SBに新井か前田。そしてここ2試合で精彩を欠く狩土名に変えてスタメンで富山か。狩土名はアップでは素晴らしいシュート連発しているのだが試合ではその欠片も見せてくれない。加えてアップ中に気になるのは狩土名だけが浮いている雰囲気が見られる。動画等でも感じられたがやや宇宙人的な発想の持ち主っぽいので周りとのコミュニケーション等が取れているのか心配だ。同期平山と2人でFWを組ませてみるのも面白いのかもしれない。

 

なんにせよ現在のメンバーでは監督の目指すサッカーはやれていないようなので今後補強はあるのだろう。正直なところ監督自身のやり方が硬すぎて柔軟性に欠ける感じはあるのだが、それで過去に結果をだしてきているあたり信じるしかない。