ギラヴァンツ北九州&サッカー観戦記

ギラヴァンツ北九州の試合を中心に個人的な感想を述べるブログです。

6/26 ジェフユナイテッド千葉戦 その2

つづき

 

そして後半残り15分あたりからの狩土名投入によってターゲットができ、チームとしての狙いが明確になったことで攻撃がつながり出す

 

前半からこれをやれればいいのだが、狩土名への負担が大きいので長くても後半最初からが精いっぱいだろう。前線からのディフェンスをある程度ゆるくしていいならまだ持つかもしれないが、守備時にトップで追い回し、ポストとしてフルパワーでジャンプし、フィニッシャーとしての役割もしなければならないのは大卒とはいえ1年目のルーキーには酷だろう。ましてや大学時代も恐らくフルでスタメンとして使われていた感じではないので相手のタイプ次第でスタメンだったり、控えだったりを繰り返しながら使っていくのが理想的。昨日の試合でもあの決定機を一発で決める選手ならば恐らく北九州には来ていないので長い目で見る必要があると考えている。

 

斧澤もスタメンよりは相手の足が止まり出す時間で投入された方が効果的なようなので、しばらくはスーパーサブ的扱いか。

スケールとしては小さいが現状では万能タイプ扱いの富山。組む味方によってポストになったりトップ下になったりしているが、根本はフィニッシャータイプのようなので今の北九州のように縦関係のFWで役割を分けていては活躍は厳しいかもしれない。

去年から上手くいってないこの縦関係FWにこだわりすぎなのも根深い問題で、今のFW陣では2枚並べて起用した方が上手くいくのではないかと思えて仕方ない。狩土名のみ1トップ扱いであとは2トップでいいのではないだろうか。恐らく去年山形時代の前川も2トップの一角、1,5列目的なポジションでプレーしていたはず。

 

正直言って小林監督のコンバート案は去年からあまりうまくいっていない。去年たまたま藤原SBがはまり小林マジックなどと言われたが、もともと大学時代にSBとしてやっていたのが機能したに過ぎないと思っている。國分や髙橋をボランチとしてプレーさせていたが、完全に機能していたというよりも本人の能力の高さでどうにかなっていたにすぎず、この2人はサイドプレーヤーとして使った方がはるかに怖いわけで、相手にとってはラッキーだったりする。現にクラモフスキーに代わってから國分は右サイドでフル出場、勝ち点を重ねておりボランチ時代よりチームに貢献している。

 

今季も複数の選手がこの迷采配の餌食になっており、生駒、西村、前田、前川、永野、本村・・・と評価を落とす選手も多い。まぁ試合に出られなければ評価もないわけで選手にとっては一か八かやってみる価値はあるが、通用しないならば見極めは必要で早く本来のポジションで使う機会を設けてあげるべきだろう。

 

 

シーズン半分が来週の試合で終了するがいろいろ試した結果が開幕のフォーメーションに落ち着くんじゃないかと思っている。メンバー選考自体は変わるだろうがやり方は同じだろう。相手が3バック時のオプションとして4-1-4-1をやることができる(上手くいくとはいってない)のが分かったのは成果か。次回に補強すべきポイントとフォーメーション案を出したい